この物語は、人のいうように、S・Fの作品ではないし、

ましてや歴史哲学ではない……

 

(ポンス・ピラト追記)

 

 

 

カイヨワ幻想物語集 ポンス・ピラトほか

 

ロジェ・カイヨワ(著) 金井裕(訳)

 

 

定価:1,200円+税 

 



 

新書判

192ページ+巻末付録/並製

ISBN 978-4-907105-03-7

2013.05発行

 

 内容 

 

キリストを死刑に処したローマ帝国の官僚・ピラトの苦悩と決断を描く物語「ポンス・ピラト」。『遊びと人間』で知られるロジェ・カイヨワが著したフィクショナルな物語全4篇。

 

収録作品
ノア

怪しげな記憶

宿無しの話
ポンス・ピラト
(付録)『ポンス・ピラト』追記
 著者 

ロジェ・カイヨワ Roger Caillois (1913-78)

1913年3月3日、父ガストン・カイヨワ、母アンドレ・フェルナンド・コルマールの長男としてフランスのマルヌ県ランスに生まれる。

33年エコール・ノルマルに入学。デュメジル、モースなどの指導のもと、宗教社会学を専攻。学生時代からシュールレアリスム運動に加わるが、「跳ねる豆」事件を機にブルトンらと決別。37年、「聖なるもの」の探求を目的に、バタイユ、レリスらと〈社会学研究会〉を結成。39年7月、友人のアルゼンチン女性ヴィクトリア・オカンポの招きに応じて、アルゼンチンに渡る。以後、45年に帰国するまで、ブエノス・アイレスに住み、同市に「フランス高等学院」を創設するとともに、「レットル・フランセーズ」誌を創刊し、フランス文化の普及に努める。45年10月、ガリマール書店の叢書「南十字星」の編集長になり、ボルヘスをはじめラテン・アメリカの作家、詩人の作品を広く紹介する。またユネスコ発行の哲学・人文科学雑誌「ディオゲネス」の編集主幹を務め、71年にはアカデミー・フランセーズの会員に選ばれる。78年12月21日脳内出血により死去。著書に『神話と人間』『人間と聖なるもの』『文学の思い上がり』『遊びと人間』『石』『アルペイオスの流れ』(邦訳『旅路の果てに』)ほか多数。

 

 訳者 

金井裕 かないゆう

1934年東京に生まれる。京都大学仏文科卒。訳書にカイヨワ『旅路の果てに』、シオラン『悪しき造物主』『時間への失墜』『絶望のきわみで』『涙と聖者』『カイエ1957-1972』(第44回日本翻訳文化賞、第13回日仏翻訳文化賞)、『ルーマニアの変容』、クンデラ『小説の精神』(共訳)ほか。 

 

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  書評・紹介 

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レティシア書房 店長日誌

 

2013.06.09 

サンケイエクスプレス「本の話をしよう」 町田康さん

 

2013.06.16 

京都新聞「新刊の本棚」

 

2013.6月下旬号 

出版ニュース「ブックハンティング」 齋藤愼爾さん

 

  本文訂正 

「ポンス・ピラト」89ページ8行目

 

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